2002年10月4〜5日 ネクタイ締めて林道へ

 10月にたまたま大阪出張の機会があった。乗鞍スカイラインをマイカーで走れるのも
今年限り。乗鞍を走るために、無理やり車で行くことにした。

 出張も終わり、朝の挨拶を済ませ、早速車に乗り込んだ。来た時と同じように環状線
に乗り名神を走る。東海北陸道を経由して、【乗鞍スカイライン】入り口に着いたのは
午後1時半ごろ。 断続的に車はやってくるがそんなに混んでいるわけではないよう
だ。色づきだした紅葉を眺めつつ、先を行く観光バスの黒煙を避けゆっくりと登る。麓
では3キロ3時間と渋滞表示されていたが、30分ほどの渋滞で畳平駐車場へ到着したが、
ここからの駐車待ちがかなり長いようだ。当分空きそうにないでそのまま【乗鞍エコー
ライン】へ下る。

駐車場までの長い列 ようやく紅葉らしくなってきたか・・・

 こちらは紅葉もきれいで、アマチュアカメラマンも多い。中には路肩駐車ではなく路
上にそのまま駐車している車も見受けられる。ブラインドカーブの先に駐車していると
なれば言語道断である。このマナーの悪さが、来年からの通行規制を引き起こしている
としか思えない。規制しても改善されるとは思えず残念だ。

 気分を悪くしつつ乗鞍高原へ下り、【上高地乗鞍林道】(有料)を奈川村へ向かう。
途中白樺峠からの乗鞍の眺めが良いらしいが、あいにく逆光に少し霞んでいてよく見え
ない。ここに車を停め「たかみの広場」まで登る。鷹が飛んでいるのが見えるらしい。
見晴らしが良いのでここでしばし休憩。

 奈川村側はやや荒れている

 奈川村から【月夜沢林道】に入る。入り口付近は水溜りが多い。どこかから湧いてき
ているかのよう。だんだん草木の張り出しが多くなりさほど広くない道幅は車一台がや
っと。ところどころ落石もあり慎重に走る。
 高度が上がるとダイナミックな山並みとともにガレた路面がワイルドさを醸し出す。
パッと展望が開けるとそこが峠だ。
 オフ会が出来そうなくらい広い峠ではあるが、残念ながらキャンプ禁止となってい
る。ここからの下りは余裕の1.5車線。末川に沿ってどんどん下っていくとあっという
間に麓に着いた。やっぱり逆コースで登って奈川村に下りるほうが楽しそうだ。

 すでに5時を回り薄暗くなってきたが、今日は車中泊の予定なのでもう少し行く。今
回は「関東林道ガイド特選100本」という本をガイドにした。近くに【折橋林道】があ
るので向かう。【折橋トンネル】までは舗装だが、【唐沢林道】との分岐を過ぎたあた
りから草木が茂ってかなり狭くなる。もう真っ暗になってどうしようかと思った頃、折
橋トンネル入り口に到着。トンネル入り口は封鎖されていて薄気味悪い。心霊スポット
といった感じ。早々に立ち去るべく林道に入る。ガイドでは廃道になりつつあるように
書かれていたが、ちゃんと林業用に使用されているらしく走りやすかった。3キロほど
しかないのであえて走ることもないだろう。

 そろそろ野営しなければならない。次の目的地は【鳥居峠旧道】だ。R19の奈良井宿
から山道を登っていく。最初はかなり細いので注意。やがて林間のダートに入る。真っ
暗なのでよくわからないが、植林された林の中の整備された道らしい。
 ハイキングコースの標識や茶屋が現れると、峠はすぐそこ。雲が出ていて何も見えな
いがここで車中泊とする。酒とつまみで腹を満たして眠ってしまう。
 一夜明けてもやや雲がかかった空模様。林道を下り、【鳥居トンネル】をくぐり抜け
ると、すぐ右手に折れ上がる道を登り、【権兵衛峠】に向かう。

鳥居峠の夜が明ける ここが峠 ナチュラルツーリングの二人はこの上の東屋を使った

 権兵衛峠の直下をくぐる【権兵衛トンネル】はほぼ4分の3ほど工事が進んでいるらし
く、トンネルに接続する高架の道路も建設中だ。冬でも通行できるようになるのだろう
が、この旧街道も残しておいてほしい。かなり登り、峠付近と思われるあたりに駐車場
があり、トイレもある。ここから権兵衛峠まで150メートルほど歩くと行ける。小さな
峠だった。
 伊那の市街へ向かうがここの下りはブラインドカーブが続く。何度か突っ込んでくる
車やバイクにぶつかりそうになった。
 しばらく市街を走り【陣馬形林道】へ。入り口を見つけるのに手間取ったが広域基幹
林道であり十分な道幅がある。時折ビューポイントもあるのでのんびり進む。

陣馬形林道の東屋前で 中組陣馬形林道

 やがて舗装になるが左に分岐する【黒牛陣馬形林道】は工事中通行止め。その先の
【中組陣馬形林道】は通行止め表示があるが車の入るスペースはある。舗装路を少し上
るとダートになる。道幅狭く傾斜もきつい。時折簡易舗装になるがタイヤが石を掘り返
してしまうので、止むを得ないだろう。なかなか味のある林道である。最後は【黒牛陣
馬形林道】との合流点手前で舗装工事中で行き止まり。ここでのUターンがつらい。

 本線に戻って小渋ダム方向に進む。途中キャンプ場への分岐があり入ってみる。車で
はつらい細いダートがかなりあるようだ。
 【折草峠】からは【陣馬形林道】が分岐している。砂利ダートだがところどころ砂利
が厚く盛られている。いずれ舗装されるのだろう。
 ここから先は渓流沿いに伸びる県道210が気持ちいい。

 再び駒ヶ根の市街に戻り辰野町を目指す。野球場前の信号から団地の中へ入っていく
と舗装されているが【王城枝垂栗林道】が始まる。3キロ地点で舗装工事をやっている
ので通り抜けできず。仕方がないので左に分岐するダートを下るが、これがすごい道。
どこかに通じているか不安になるほど&切り返さないと回れないカーブを下ると「七蔵
寺奥の院」の表示が。やはり【七蔵寺林道】のようである。参道にでると細いながら舗
装になる。バイクで登ると面白そうだ。
 さてどこかから登れないかと物色すると信濃川島駅辺りに林道らしきものかある。行
ってみると【大沢林道】なるものがあるが、先ほどの【七蔵寺林道】の荒れ具合と、抜
けていないかもという不安があり引き返した。
 順当にしだれ栗森林公園に向かうとしっかり【王城枝垂栗林道】の標識があった。
【日本中心の標】の表示を頼りに進むと道はいい感じの林道に。MTBなんかにもよさ
そう。日本中心の標は展望台もあり眺めは抜群。



 この先は先ほどの工事区間らしく工事通行止めだったので引き返す。【小野峠】の標
識に従っていくとここにも展望台が。よっぽど眺めがいいんだね。この先舗装路に出る
がすぐ右手にダートが分岐している。【高尾林道】だ。かなり草が迫っている細い道
だ。車はあまり気持ちよくない。道なりに行くと【鳥居平やまびこ公園】だ。このあた
り枝道多数のようだがそろそろ帰らなければ。なんと言っても今回は出張ついでの林道
行。無理は禁物。おとなしく岡谷ICへと向かった。

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