2001年10月13〜15日 檜枝岐・紅葉トレッキング

 今年のカミさんの念願であった連泊旅行は、紆余曲折の末「檜枝岐キャンプ」となっ
た。本当は京都に2泊3日ぐらいで紅葉を見に行きたかったようだが、尾瀬も歩きたいな
どと無理をいわれてはどうしようもない。今回のメインは「会津駒ヶ岳」である。
  いつものように深夜に出発して駐車場泊するのはやめて(もう寒いからね)、朝5時
過ぎに出発。関越道小出ICから銀山湖経由で尾瀬御池駐車場をめざす。10月に入って
湯之谷村銀山平はようやく紅葉が始まったところのようだ。前夜の雨が上がったばかり
で、時折薄日が差すものの紅葉がいまいち映えない。県境を越えたあたりからようやく
日が差し、良い感じになってきた。

 
まだチョット青々しているかな…         雨雲の中から時折日がさす尾瀬沼

 紅葉見物しながらだったので、御池駐車場についたのは10時近くになってしまった。
今日は温泉&キャンプメインなので尾瀬沼は周辺散策のみだ。もう尾瀬は麦秋の雰囲気
で観光客もそれほど多くはない。天気はまた雲が多くなって風も冷たい。小屋の売店で
休憩。大福を売っていた。どうやって作ってるのかな?お腹もすいたので長蔵小屋でラ
ーメンを食べた。すぐ出来ますといわれたので出てきたのを見たら、いわゆる生タイプ
麺のラーメンのようだ。茹でなくて良いので排水の減量になるのだろう。先ほどの大福
も冷凍(冷蔵)と思われる段ボールから出されていた。一から作るわけではないのだ。
いろいろ便利になったが、こうしなければできないのだ。

 尾瀬を後にし今夜のねぐらへ。キリンテのキャンプ場はガラガラでどこでもテントが
張れるが、夏にもお世話になった「かわばたキャンプ場」にした。管理人は夕方にしか
来ないので、好きなところにテントを張る。今回はミニタープも張った。そうこうする
うちに管理人さんが軽トラックに乗って登場。数年前まで八王子にいらして、ご主人の
実家にUターンしてきたというおばさんだ。今回もいろいろ世間話をしているうちに、
今夜は冷えそうだからとオイル缶のかまどと毛布を貸してくれる(もちろんタダで)と
いうことで、ありがたくお借りした。温泉で暖まってから、焚き火にあたりながら夕飯
の支度をする。といっても、トン汁とご飯だが。ご飯は明日食べるお握りの分も炊く。
お酒を3合ほどいったところで眠くなったのでお仕舞い。

 翌朝はやや寝坊してしまって6時過ぎに起きた。手早く支度を済ませたつもりだが出
発は7時過ぎになってしまった。今日は登山口から登って駒の小屋についた後、会津駒
ヶ岳周辺散策、その後大津岐峠に向かい、キリンテに下りる予定だ。登山口そばのテニ
スコート前の駐車場に車を止め、登山口まで歩く。登山口からは舗装林道が延びていて
終点手前に会津駒ヶ岳への登り口があるのだが、多分車で一杯だろう。7時20分、登山
口にあるトイレで朝の支度を済ませ、紅葉のきれいな渓流沿いに登りだす。途中林道を
それ九十九折れの道を登っていくと、さっきの林道と合流する。林道には所狭しと車が
駐車していて、すれ違いもできそうにない。車の列を眺めながらしばらく登ると登り口
の階段である。ここで皆さん登山届などを書いているので、つられて書いてみたが、ポ
ストは満杯であった。今日も沢山の人が登っているのだろう。(7時45分)

 
ウ〜ン、入らない     やっと赤い葉っぱが目立ってきました

 ここからは紅葉を眺めながらゆっくりと、と行きたいところだが、相変わらずやや急
な登り坂が続く。かなり続く。中間点にあたる水場で一休み。(9時10分)まだ半分
か、とやや気持ちがなえる。続々とハイカーが登ってくるので先を急ぐ。ここからの九
十九折れの登りは時折眺望の良いところもあるが基本的に茅の中である。おまけにぬか
るんでいる。すれ違いもままならないほど細く深くえぐれているところもある。下って
くるハイカーに声をかけられながらあえいでいると急に展望が開けた。会津駒ヶ岳を正
面に見る展望台である。ここまで来ればもう一息。木道に沿って歩くとさっきとは反対
方向に燧岳が見える。正面には駒の荘へと続く木道が延びている。

 
ぱっと開けた所に燧岳が見える          チョット長いががんばって登る

 10時55分山荘着。駒の荘にはすでに多くのハイカーが休憩しており落ち着かないが、
池のむこうにつづく会津駒を眺めているとゆったりとした気分になれる。一息いれたあ
と山頂をめざす。急な階段状の木道を登ると山頂だ。小屋から20分。山頂は狭く眺望も
ないのですぐに中門岳方向に下る。同じように階段状の木道を下ると、馬の背のように
なだらかな尾根が続いているのが見える。皆このやさしい景色を見にくるのだろう。木
道を下ったところのベンチで昼食を済ませ、少し周辺散策する。中門岳までは近そうに
見えても結構距離があるし、基本的に同じ景色が続いているので、途中でおり返すこと
にした。


ここまで来た甲斐がありました

 
山頂にはこれだけ        ずーっと続く馬の背のような山  

 再び山荘に戻り富士見林道に向かう。(12:40)富士見林道は駒の小屋から大津岐峠
に続く尾根沿いを歩く歩道である。MTBなどで通過した強者もいるようだから基本的
に歩きやすい道だろう。小屋の裏手から続く道を下りていくがかなり急である。木に阻
まれて見通しのきかない中を下っていく。遠く銀山湖らしき水面も見える。下りきると
なだらかな尾根道が始まる。途中いくつかの岩場があり、はしごが設けられている場所
もある。よくこんなところをMTBを担いで通過するものだ。

 
      結構怖い岩場でした         遠く燧岳まで尾根沿いの道が続きます


一応180度パノラマを作ってみました 紅葉しているところが潰れてしまった

 会津駒から離れるに従いこの林道の眺めの良さが実感できる。紅葉も一山全部が染ま
っている状態である。前を見ればどこまでも続く道の先に燧岳が見える。木道が始まる
と湿原があらわれた。といってもかなり小さいミニ湿原だが、人がいないので一人占め
している気分になれる。この林道はずーっと尾瀬の御池駐車場まで続いているのだが、
大津岐峠でキャンプ地であるキリンテに下りる。(14:05)会津駒の登りとは大違い
で、細いが歩きやすい道が続いておる。紅葉樹が多く紅葉も楽しめる。全体として結構
な距離になり、だいぶ歩き疲れた16:00過ぎキリンテに下りついた。

 キャンプ場では管理人さんが出迎えてくれ、朝、車を置いていった駐車場まで送って
くれた。早くもあたりは薄暗くなっているので、名物の裁ち蕎麦で夕食を済ませ、燧の
湯で汗を流し、早めに眠りについた。
  翌朝はゆっくりと眠り7時過ぎに起きた。朝食を済ませ帰り支度をしていると、管理
人さんが見送りに来てくれた。いろいろお世話になったうえに、お土産にジャガイモま
でいただいてしまった。ここのキャンプ場は一泊一人600円。駐車料金500円。2日間で
3400円である。尾瀬の御池駐車場(1000円)を利用した場合、キャンプ場3000円以上の
利用で領収書を見せると500円バック(翌日利用の場合はコインをくれる)、薪や毛布
はタダにしてもらい、いろいろ差し入れまでしてもらったので本当に儲かってしまった
気分。
  管理人さんにお礼を言い檜枝岐をあとにした。来る時にはパッとしなかった銀山湖
の紅葉も帰りには明るい日差しに包まれ輝いていた。

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