2000年12月2日(土)棒ノ折山(棒之嶺)と湯基入(とうぎり)林道 先週はアドベンチャーなことばかりやっていたので、久々に奥多摩の山を歩きたくな った。温泉とセットで楽しみたいので名栗ダムから登れる棒ノ折山(棒之嶺:969 m)に行くことにした。 が、この辺にはコンビニなどないので、河又のバス停そばのお店で、太巻きと稲荷の折 り詰めを買った。ダムに上がる途中でも多くのハイカーを追い抜いた。結構人気コース のようだ。 ![]() ダムの対岸に渡ってしばらく行くと5台ほどの駐車スペースがある。身支度を整え 9:45出発。しばらくは植林された林の中を登って行く。関東ふれあいの道の道標が ある。10分ほどでゴツゴツとした岩に囲まれた谷になる。結構高さがあり、見下ろす と清流が流れている。しばらく歩くといつのまにか流れはすぐそばまで上がってきて、 川そのものを歩いているかのようになると、「藤懸の滝」だ。ここからは川を何度も渡 りながら高度を上げていく。濡れた岩は滑りやすく、川そのもののような道はどこを歩 いてよいかわからない。夏は快適だろうが、増水すると怖い。鉄砲水には注意だ。カミ さんは疲れて来たのか途方にくれた様子だ。まだ歩き出して30分だが小休止。 ![]() あって、細いが勢いのある滝が見える。「白孔雀の滝」だ。まあ、たたまれている孔雀 の尾羽に見えなくもない。ここを登りきると比較的平坦な土の道となる。谷が広くな り、長い階段を登ると林道に出る。ここまで1時間。雨が降らなければちょっとしたス リルが味わえるルートだ。 ![]() のラジウム温泉宿「松仙閣」から登ってくる道だ。名栗ダムの先の広河原逆川林道から 伸びている「大名栗林道」といづれつながるようだ。 ![]() ![]() とダム方面の展望が開ける。水平に巻いていくと、「岩茸石」だ。ここはいわば交差点 だ。車が通る前の「湯基入林道」と、河又バス停から尾根沿いに登るルートが案内され ている。今登ってきたルートは、冬期は凍結するので危険だと書いてある。 ![]() ![]() から木の階段になる。あちこちに霜柱が立っていて靴がどろどろになって重い。林道か ら40分ほどで「ゴンジリ(権次入)峠(893m)」。ここも日が当たってどろどろ だ。ベンチに腰掛け背中をあぶる。汗が蒸気になって湯気が立つ。名栗ダムがよく見え る。が、先週の蓼科(2530m)とは雲泥の差がある。ここから山頂までは後わずか だ。 ![]() ![]() ![]() る。これが歩幅とあっていればいいのだが、ご多分にもれず大股での登りを強いられ る。ので、みんな階段の脇や林の中を歩いている。まったく何のためにあるのや ら・・・。 11:55山頂に到着。山頂は比較的広いのだが、木が伸びていて思ったほど展望は よくない。この時間は霜が解けてどろどろになってきている。みんな周辺の草むらでお 昼を食べているが、東屋のベンチが運良く空いたので、買ってきたいなり寿しを手早く 平らげる。なんとなく長居は無用といった感じ。ゴンジリ峠やその途中のほうがよっぽ ど落ち着く。 早々に荷物を片付けて下山することにした。途中、カミさんが妙なことを言い出し た。「ねえ、また同じコースを下るの?」どうやらあの渓流沿いの道と鎖場が苦手のよ うだ。「じゃあ、途中トウギリ林道との分岐があるから、そこを下って温泉のところで 待ってれば。車を取ってくるから」ということで、ここからは一人だ。マイペースどこ ろか跳ぶように山を下って降りた。しかしこの時間だというのに、まだ登ってくる人が いる。しかも、ハイキング以前といった感じの服装でだ。この時期下山途中で日が暮れ てきたら、寒くてしょうがないだろう。 ![]() かし待てど暮らせど現れない。14:00までには下ってくると思ったのだが、すでに 14:30だ。林道を上がっていってみると、登山道は林道をずっと登っていくのでは なく、途中から細い道に入り、林道と時折交差しながら登っていくようだ。これではど ちらを歩いているのかわからない。とりあえず終点までいってみたが会わなかった。慌 ててもとの地点に戻って待つこと30分。やはり降りてこない。自宅に連絡が入ってい るかと思ったが、あいにく携帯の電池は切れていた。公衆電話を探していると、お地蔵 さんがカミさんとよく似たベストを着ている。ひょっとしていたずらかと思ってよく見 ると違うものだった。自宅にいた娘に聞くと、何の連絡もないとのこと。もう一度林道 を登って工事現場にいた人に聞いた。「この辺で道に迷っている人を見かけませんでし たか。」誰も来ていないそうだ。 再び自宅に電話すると、「温泉に行くといってたよ」。ナニ!人が探し回っているの に一人で温泉か!慌てて、「さわらびの湯」に車を走らせ、呼び出しをかけてもらう が、現れない。「見てきていただいて結構ですよ」と声をかけていただいたので休憩室 をひと回りしてきたが見つからない。再度自宅に電話すると「ダムのそばを歩いている って」。どうなってるんだ? 車を走らせると、上で手を振ってるのが見えた。・・・話を聞くと、分岐点に気がつ かず、林道に下りてしまったのだ。そのまま右に行けば下山できるのだが、だんだん道 が登りになってきたので、不安になって引き返してきたのだそうだ。今度は工事現場ま で行って、(さっきとは違う人に)どう行ったら下りられるか聞いたが、(この道をま っすぐ行けばいいのだが、)登ると下りられないと思い込んでいるので、しょうがな く、最初に登ってきた道を一人で怖い思いをしながら下りてきたのだそうだ。 もう、呆れてしまって怒る気にもなれない。今日は温泉はや〜めた。 |