2003年9月5〜6日 春埜山から龍山村へ・・・林道めぐりキャンプ

 9月5日(金)〜6日(土)と久々にキャンプツーリングに行ってきた。
 目的地は、ツーリングマップルには載っていないが静岡の【春野山林道】だ。ロング
ダートに期待しよう。

 一日目、朝8時半に出発。かなり遅いが、いつものことだ。R16から厚木経由で東名
にのる。250XCに乗り換えて足柄の登りも楽になった。お昼前に掛川ICを降り森町
を目指す。石松の墓にお参りして、その辺をぐるっとひと回り。小国神社周辺はいい感
じ。短いが林道もあった。

 県道58を北上し、山あいに入った頃、【船場林道】に入る。完全舗装の道を駆け上が
るとそこが【春野山林道】、だがここも舗装。いい加減に飽きた頃[→木根]の標識を
発見。【三倉林道】だ。いい感じの下りだったが小さな崩落があり引き返す。

三倉林道 小さな崩落があった 本線に戻る途中眺めのよいポイントが・・・バックオフのここどこポイントにもなりました
 かなり舗装路を走り、峠らしき地点からようやくダートが始まる。結構高いところを
走っているらしく、大光寺あたりの眺めは良い。ダートになって9キロほどで通行止
め。ウマがおいてあるだけなので、行けるところまで行ってみようと進入する。

大光寺手前の駐車場からの眺め 調子に乗ってきたところでウマが・・・

 崩落の補修中らしく落石が多い。4輪では通行できない箇所もあるが何とか通り抜け
た。この区間3キロほど。合計約16キロで舗装路とのT字路に突き当たった。

この切通を曲がると・・・→ バイクが通れるスペースしかない

 右手に登り県道63を目指す。ようやく突き当たった三叉路で確認すると【家山林道】
を走ってきたようだ。右手に下れば森町に戻れる。直進川根町方面は通行止め。町まで
下って何か変だと思ったら川根町に下ってた。逆方向だ。下って来た暗い道を戻る気に
なれず、中川根町経由R437で秋葉神社前キャンプ場を目指す。気田川沿いのくねく
ねした道を走って、薄暗くなってきた頃キャンプ地を探すが、ツーリングマップルの表
示がずれているのか見つからない。このままではやばい、という頃「秋葉神社」を探せ
ばよいことに気がついた。神社前から川原に降りると、広大な河川敷が出迎えてくれ
た。どこにテントを張ればいいのか迷ったが、一つだけある先客のテントから少し離れ
たところにした。テントを立てて買出しへ。コンビニを探すのも一苦労だった。月明か
りの中、一人の宴を済ませ眠りについた。

 翌朝は早くから川原に入ってくる車の音に起こされた。しょうがないのでモソモソと
起きだして、パンとコーヒーの朝食を済ませ、トイレに行こうとしたら、遠いほうの川
原はほぼ車で埋まっていた。釣人が結構来るようだ。テントを乾かし片づけをし、7時
半に出発。気田川を天竜川に向けて下る。1.5車線ほどの狭い道路だが路上駐車もあり
対向車も来る。
 秋葉橋を渡り龍山村を目指す。脇を流れる渓流・小芋川は大小の滝が連なり、苔むし
た風情とあわせスロットルも思わず緩んでしまう。小さな橋を渡ったところで左手に分
岐があり、立派なゲートが設置されている。森林管理事務所の詰め所がこの先にあり、
林道はオッボーキ林道との合流点を経て和山間峠まで続いているようだ。チェーンがぐ
るぐる巻きにされており鍵はかかっていなかったが、進入は遠慮することにした。

 オッツボーキー林道は崩落

 しばらくするとT字路があり、左手にはダートが続いている。「ふるさと村」という
宿泊施設を過ぎるとダートのT字路があり、左手が【オッボーキー林道】だ。ここの脇
のテニスコートにトイレがあり使わせてもらった。林道は登り調子で路面の手入れがさ
れたばかりらしく、フカフカで走りにくい。500メートルほどで小さな分岐がありウマ
がある。分岐の先は作業小屋で終わり。ウマの脇から入ってみると、荒れた急登の後、
道が崩落していた。
 本線に戻り新開沢沿いのダートを快調に飛ばすと1キロほどで再び舗装になる。しば
らくすると右手に分岐がありダートが始まっている。ツーリングマップルでは【ループ
状のダート】があることになっている。反時計回りで行くことに決める。最初のV字分
岐を右に下ると工事中。通り抜けられないという。元に戻って左手の道は、山の高いと
ころを縫うように延々と続いている。やや荒れた砂まじりの路面。途中溝に突っ込みバ
イクを倒してしまい、エンジンがかからずあせった。どこがループになるのかさっぱり
わからないまま、走行しているうち舗装路になってしまった。里に下りて水分補給をと
思ったが、どこまで行っても下りられない。仕舞には伐採作業中で通行止め。仕方なく
引き返す途中、左手に細い分岐を発見。どんどん谷を下っていく。谷底で終わりになっ
ていないことを願うばかりだ。かなり心細くなった頃、舗装路に出た。下っていくと
「←国道・→ふるさと村」の分岐に出た。遭難は免れたようだ。
 再び「ふるさと村」を通り過ぎ、和山間峠を目指す。峠から分岐する件の林道はこち
らもがっちりゲートが閉められていた。ここからが【和山間林道】らしい。壊れかけた
舗装とダートが交互に続く急なつづら折れだ。下りは結構楽しいが上りはつらいかも。
ダートがなくなってしばらくして右手に【佐久間林道】が分岐している。ダートが少し
は残っていることを期待したが完全舗装だった。眼下に天竜川を望みながら行くと左手
に【半場林道】が分岐している。細かい砂利の急坂が3キロほど続き佐久間の町に下り
る。
 これで予定していた林道は終わり。佐久間ダム見学の後のダム沿いの県道1号は、水
浸しのトンネルが続き泥だらけになった。富山村の手前で道路復旧工事をしており、通
行できるのは12:00〜13:00。天龍村でとんかつ定食を食べ、南信濃村・上村へ向か
う。【御池山林道】は完全舗装。しらびそ峠は霧の中。大鹿村の【中峰黒川林道】は舗
装工事中。平日は通行できないが、黒川牧場からの眺めは最高だ。ダートも4キロ以上
あった。

 

 R152、R20と走りつなぎ、一日で500キロ以上走って帰った。

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